第115回看護師国家試験 午後37
漸進的筋弛緩法の目的はどれか。
- 緊張の緩和
- 褥瘡の予防
- 片麻痺の改善
- 全身麻酔の導入
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答え
1 緊張の緩和

WING先輩の解説
筋肉を緊張させるのに、目的は緊張を緩めること
漸進的筋弛緩法は、筋肉をわざと緊張させてから緩め、リラックスした状態をつくる方法です。
「筋」という字があるので、筋力をつける運動や麻痺の訓練を想像したかもしれません。でも、ここで目指すのは強く動かせるようになることではなく、力が抜けた感覚を知ることです。答えは1の緊張の緩和です。
筋肉が緊張しているときと、緩んでいるとき。その差を、実際に体で確かめます。
手に力を入れ、ゆっくり違いを確かめる
手を軽く握って力を入れ、その後に力を抜く。そのとき、手や腕がどのように感じるかに注意を向けます。手、腕、肩など、体の部位を変えながら、緊張と弛緩を経験していきます。
力むことが目的ではありません。 強く力を入れる競争にすると、この方法の目的から離れてしまいます。無理のない強さで行い、緩んだ感覚を確かめることが中心です。
看護師が紹介するときも、方法の名前だけを伝えるより、本人と一緒にやってみて感覚を確かめます。初めからはっきりリラックスできない場合もあるので、「うまくできなかった」と焦らせず、練習として取り組みます。
不安や緊張を和らげたい場面、眠る前に落ち着きたい場面などに用いられます。ただし、これを行えば全員の不眠や不安が解消する、とまでは言えません。
選択肢は「何を目的にするか」で分ける
2の褥瘡予防は、この方法の目的とは別の話です。筋肉に力を入れる場面があっても、褥瘡予防のための方法ではない、と分けます。
3の片麻痺の改善も違います。筋肉を動かす点は同じでも、麻痺に対するリハビリテーションとは目的が別です。ここでは、筋肉の緊張と弛緩を通して、リラックスを体験する方法を聞いています。
4の全身麻酔の導入も違います。自分で筋肉の緊張を緩めることと、麻酔を導入することは別です。 「弛緩」という文字から、麻酔で使う筋弛緩薬の話へ移らないようにします。
隠して、名前を動作に変える
漸進的筋弛緩法は、筋肉をどうして、何を目指す?
筋肉をいったん緊張させ、その後に緩めます。緊張の緩和、リラックスを目指します。
力をできるだけ強く入れることが、この方法の目的?
違います。力を抜いたときのリラックスした感覚を確かめることが中心です。筋力を高める訓練や全身麻酔の導入とは区別します。
参考資料
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