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第115回看護師国家試験 午前3

レム睡眠の特徴はどれか。

  1. 骨格筋が緊張する。
  2. 急速な眼球運動を伴う。
  3. 体熱の放散が増加する。
  4. 大脳皮質の活動が低下する。
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答え

2 急速な眼球運動を伴う。

WING先輩の解説

レムとノンレムは、脳・目・筋肉を分けて覚える

「眠っているなら、脳も筋肉も全部お休み」と考えると、この問題で迷います。睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があり、脳と体の状態が違うからです。

ノンレム睡眠は、脳の休息。深い段階では脳波にゆっくりした波が現れます。一方、レム睡眠の脳の活動は、覚醒時に近い。鮮明な夢を見やすいのも、この時間です。

それでも、正常なレム睡眠では、手足の筋肉は脱力しています。 夢を見ても体は動かない。脳は活動しているのに、四肢は動かない。ここが大事です。

REMという名前が、眼球の動きを教えてくれる

REMは Rapid Eye Movement の頭文字。日本語では急速眼球運動です。レム睡眠の名前そのものが、眼球の特徴を表しています。答えは2。

見るところ ノンレム睡眠 レム睡眠
脳の活動 深い段階ではゆっくりした脳波 覚醒時に近い活動
眼球 急速眼球運動はない 急速眼球運動がある
四肢の筋肉 レムほど強い筋緊張の抑制はない 筋緊張が低下する

眼球が動くことと、手足が動くことは別なんです。

選択肢を、この対比に戻して考える

1.骨格筋の緊張は低下します。 レム睡眠では四肢が脱力するので、緊張するという説明は逆です。

2.急速な眼球運動を伴います。 REMという名前にそのまま対応します。

3.体熱の放散が増えることを、レム睡眠の特徴としては選びません。 レム睡眠では体温調節の働きが弱まります。入眠に向けて体温が下がる話と、レム睡眠という段階の特徴は別の話です。

4.大脳皮質の活動が低下するのは、深いノンレム睡眠。 脳の活動が覚醒時に近いのがレムです。

睡眠中の「体が動く」にもつながる

レム睡眠で手足が動かないのは、脳幹の神経回路が運動ニューロンを抑え、筋緊張を低くしているためです。

この抑制がうまく働かず、夢を見ながら実際に体が動いてしまうのがレム睡眠行動障害です。叫ぶ、蹴るなどの行動が出ます。

何も見ずに思い出す

  1. REMは何という英語の頭文字ですか。
  2. レム睡眠では、脳の活動と四肢の筋緊張はそれぞれどうなりますか。
  3. 夢を見ながら実際に蹴る行動が出る睡眠障害は何ですか。
答えを確認する
  1. Rapid Eye Movement。急速眼球運動です。
  2. 脳の活動は覚醒時に近くなり、四肢の筋緊張は低下します。
  3. レム睡眠行動障害です。正常ではレム睡眠中の筋活動が抑えられています。

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WING先輩

WING先輩(駒井 翼)

看護師国試対策講師・循環器内科医

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