第115回看護師国家試験 午前54
腓骨神経麻痺のアセスメントで観察するのはどれか。
- 膝関節の屈曲
- 足関節の背屈
- 膝窩の知覚鈍麻
- 足底の知覚鈍麻
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答え
2 足関節の背屈

WING先輩の解説
腓骨神経から、つま先を上げる動きへ
まず覚える対応は、腓骨神経麻痺=下垂足です。下垂足は、足首を背屈できず、つま先が下がった状態。腓骨神経麻痺で観察するのは、足関節の背屈です。正答は2です。
背屈は、足の甲をすねに近づけ、つま先を上げる方向。つま先を下へ伸ばす底屈とは、逆の動きです。
覚える順は、神経の名前→できなくなる動き→確かめる動作。患者さんには「つま先を上に上げてください」と動いてもらい、背屈できるかを確かめます。
なぜ、ギプスや手術体位で注意するのでしょう
腓骨神経は、膝の外側にある腓骨頭の周囲を通ります。ここでは骨と皮膚の間、皮膚のすぐ下を走り、クッションとなる筋肉が薄い。だから外からの圧迫を受けやすくなっています。
ギプスで固定しているときや、同じ姿勢が長く続くときには、この場所の圧迫が問題になります。足を見ているのに、気を付ける場所は膝の外側。神経がどこを通っているかがわかると、予防する場所と、観察する動きがつながります。
つま先が持ち上がらなければ、つま先を引きずって歩くことになります。足先が引っかかりやすく、つまずき→転倒の心配が出てきます。
動かす場所と、感じる場所を分ける
1は膝関節の屈曲です。膝を曲げる動きと、足首を背屈する動きは別です。腓骨神経から思い出す動きは、つま先を上げる動きです。
3の膝窩は膝の裏側、4の足底は足の裏側です。腓骨神経麻痺で特徴的な感覚障害は、下腿外側から足背、足趾の背側などに現れます。膝窩や足底の知覚鈍麻を、この神経の代表的な観察項目として選びません。
足背と足底、背屈と底屈を分けておきましょう。足背ね、足の甲です。足底は足の裏です。
最優先は、下垂足から動きを説明できること
まず腓骨神経麻痺では背屈しにくくなると覚えます。そのうえで、膝外側の圧迫と足背の感覚を足していきます。
固定後の観察では、血行だけでなく感覚と動きも確かめます。「指先が冷たくないから大丈夫」と終えず、しびれや動かしにくさにも目を向けてください。
腓骨神経麻痺で起こる足の状態と、確かめる動きは?
下垂足です。足関節の背屈、つまりつま先を上げる動きができるか確かめます。
圧迫に気を付ける場所はどこ? 感覚は足底と足背のどちらを思い出す?
膝の外側、腓骨頭の周囲です。感覚障害は足背などに現れ、足底を代表として覚えません。
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