第115回看護師国家試験 午前11
止血機構を有するのはどれか。
- 血 漿
- 細胞内液
- 脳脊髄液
- リンパ液
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答え
1 血 漿

WING先輩の解説
血を止めるのは、2段階
血栓できるのは二段階です。まず血小板ちゃんたちが集まってきて一旦仮止め。これが一次止血です。そのあと凝固因子がフィブリンの網をかけて、頑丈な血栓になる。これが二次止血です。
選択肢に血小板はありません。では、凝固因子を含む液体はどれか。血漿です。 答えは1。血漿は血を止めるためにあります。手術で使う新鮮凍結血漿(FFP)は、血糊を入れてるんです。
血漿=血清+凝固因子
血漿と血清の違いは、働きだしたら忘れてもらってもいい知識です。でも、試験には出ちゃうんです。
血球以外の部分を血漿と言います。血漿から凝固因子を取り除いたものが血清です。式にすると、血漿=血清+凝固因子。凝固因子の代表がフィブリノーゲン(国試の表記はフィブリノゲン)。フィブリンの素です。
採血した血をほったらかしにすると、固まります。このとき凝固因子が下の血球もろとも固めて、血の塊になる。残った上澄みが血清です。だから血清には、フィブリノゲンなどの凝固因子が入っていない。「血清に含まれないものは?」と聞かれたら、フィブリノゲンです。
他の3つは、どこにある液体か
細胞内液は、細胞の中の水分。脳脊髄液は、脳や脊髄の周りを満たす液体。リンパ液は、組織の間の水分がリンパ管に入ったもの。どれも「どこにある液体か」で名前がついています。
止血の仕組みを持つのは、凝固因子を含む血漿です。
固める側と、溶かす側
血栓を作るのはフィブリノーゲンですが、溶かすのはプラスミン。止血が終わって不要になった血栓を溶かす働きを、線溶といいます。
「〜ノーゲン」は「〜の素」。フィブリノゲン→フィブリンは固める側。プラスミノゲン→プラスミンは溶かす側。溶かすのは t-PAのP です。プラスミノーゲン。
凝固因子の名前は、一番フィブリンノーゲンだけ覚えといてもらったら十分です。血小板、フィブリノゲン、フィブリン、プラスミンが、それぞれ何をするかを優先しましょう。
隠して、2段階を言う
一次止血と二次止血の主役は、それぞれ何?
一次止血は血小板。集まって仮止めします。二次止血は凝固因子。フィブリンの網をかけて、頑丈な血栓にします。
血漿と血清の違いは?
血漿=血清+凝固因子。血清は血が固まった後の上澄みなので、フィブリノゲンなどの凝固因子が入っていません。
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