第115回看護師国家試験 午前8
乳幼児期の手先の運動で最も早くできるようになるのはどれか。
- はさみを使う。
- 丸(円)を描く。
- ガラガラを握る。
- 積み木で塔を作る。
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答え
3 ガラガラを握る。

WING先輩の解説
月齢を並べる前に、動きを並べる
子どもの運動発達の向きは、大きいから細かい。手先の問題でも、この順番を使います。
ガラガラを握る。積み木を積む。丸を描く。はさみを使う。この中で最初にできるのは、ガラガラを握ることです。3を選びます。
月齢を書き込む前に、それぞれ何をしているのかを考えます。ガラガラを握るのは、物を手の中に持つ動き。積み木を積むには、持つだけでなく、置く場所を合わせて手を離します。描いたり切ったりするには、道具を動かす細かな調整が加わります。
握れるようになるのが先。その後に、握った物を細かく操作する。 公的な乳児健診の資料でも、ガラガラを握る動きは乳児期前半の発達項目に置かれています。
「手先の運動」でも、難しさは同じではない
選択肢は、どれも手を使う動きです。だから「手を使うかどうか」では分けられません。手で何をするかを見ます。
「はさみを使う。」は、刃を開閉しながら切る動き。「丸(円)を描く。」は、描く方向を調整する動き。「積み木で塔を作る。」は、積み木を上に重ねる動き。いずれも、物を握ることより後になります。
この問で要るのは、はさみ・丸・積み木の全部に細かな年齢をつけることではなく、ガラガラを握るほうが早いと、その理由を言えることです。
体全体の発達にも、同じ順序性がある
手先だけでなく、体全体の発達にも向きがあります。頭部から脚部へ、中心から末梢へ。首が安定し、体を支え、足で立つという順番です。
覚える月齢は、特急が止まる駅から先に置きます。「寝返りゴロゴロ5〜6か月、はいはい8か月、1歳独り立ち」。そこへ、寝返りより前の首すわり4か月を結び付けます。
首が座ってから寝返り打つんです。数字だけを独立させず、動きの前後関係に乗せます。手先でも「握る前に、はさみを自在に使う」と考えると、順番おかしいと気付きます。
隠して、動きの前後を言う
握る、積む、丸を描く、はさみを使う。この中で最も早いのは?
握ることです。ガラガラを握る動きが、積み木を積む・丸を描く・はさみを使うより先になります。
寝返りより前に押さえる動きと、その代表月齢は?
首すわり、4か月です。寝返りは5〜6か月。数字と順番を一緒に思い出します。
参考資料
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