第115回看護師国家試験 午前9
乳児期と比べて学童期にみられる身体生理機能の変化はどれか。
- 血圧の上昇
- 胃容量の減少
- 膀胱容量の減少
- 腹式呼吸への移行
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答え
1 血圧の上昇

WING先輩の解説
年齢が上がると、何が上がり、何が下がる?
子どものバイタルサインは、成人の数字をそのまま当てはめません。小さい子ほど脈拍と呼吸は速い。一方、血圧は、成長すると上がる。この向きの違いを押さえます。
乳児期と学童期で、血圧が高いのは学童期。答えは1の「血圧の上昇」です。項目ごとに、変化の向きを分けて見ます。
胃と膀胱は、容量が小さくなる?
胃も膀胱も、成長に伴って容量が大きくなります。乳児より学童のほうが、胃や膀胱に入れられる量は増えます。だから、2の「胃容量の減少」と3の「膀胱容量の減少」は逆です。
問われているのは何mLかより、乳児から学童へ成長したときの増減です。
腹式呼吸は、乳児のほう
呼吸の変化は、向きを取り違えやすいところです。乳児期は腹式呼吸。腹式呼吸は、横隔膜を下げることによる呼吸です。横隔膜が下がると、お腹にある内臓が押し出されてきて、お腹が張ります。乳児は肋骨がほぼ水平で胸郭を広げにくく、横隔膜に頼る割合が大きい。だから、お腹の動きが目立ちます。
成長につれて胸郭を使う呼吸へ移り、7歳ごろに胸式呼吸へ変化します。
4の「腹式呼吸への移行」は、この向きが逆です。腹式は小さい子の側です。
比較する相手を、途中で変えない
この問は、「乳児期と比べて学童期に」です。成人と高齢者の比較ではありません。どの年齢からどの年齢へ変わる話かを、先に固定します。
乳児から学童へ、血圧は上がる。胃・膀胱の容量は増える。脈拍・呼吸数は下がる。呼吸の型は腹式から胸式へ。
隠して、変化の向きを答える
乳児から学童へ。血圧、脈拍数、呼吸数はどう変わる?
血圧は上がり、脈拍数と呼吸数は下がります。
胃容量・膀胱容量と、呼吸の型はどう変わる?
胃容量も膀胱容量も増えます。呼吸は乳児の腹式から、成長に伴って胸式へ移ります。
参考資料
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