第115回看護師国家試験 午後30
成人の単純ヘルペスウイルスによる脳炎の好発部位はどれか。
- 小 脳
- 後頭葉
- 側頭葉
- 頭頂葉
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答え
3 側頭葉

WING先輩の解説
答え:単純ヘルペス脳炎は、側頭葉
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉。名前を並べるだけでは、好発部位を聞かれたときに、ただの四択になってしまいます。場所と働きを結び付けましょう。
原則は、前はOUTPUT、後ろはINPUT。前が運動チーム、後ろが感覚チームです。前頭葉には、手足を動かす運動野と、言葉を出すブローカ野。後ろは頭頂葉、側頭葉、後頭葉って三つあります。頭頂葉には体性感覚野。側頭葉には聴覚と、言語理解、記憶に関わる部位。後頭葉には視覚野があります。
単純ヘルペス脳炎の好発部位は、側頭葉です。答えは3。側頭葉は、耳の近くにあるから聴覚だけ、と覚えないでください。言葉の理解と記憶にも関わるところです。
側頭葉は、聞く・理解する・記憶する
| 側頭葉の部位 | 結び付ける働き |
|---|---|
| 聴覚野 | 音を受け取る |
| ウェルニッケ野 | 言葉の意味を理解する |
| 海馬 | 記憶に関わる |
聴覚は両耳なんで、両脇で側頭葉に聴覚がある。同じ「聞く」でも、音が聞こえることと、言葉の意味が分かることは別です。ウェルニッケ野は感覚性言語中枢。そして、側頭葉といえば何がありますか。大事な海馬があるよね。海馬がありますので、記憶に関わる。
側頭葉だからヘルペスに感染すると、働きから原因を作らないこと。好発部位は、病気との対応として覚えます。その場所の働きを知っていると、症状を考える手がかりになります。
脳炎では、意識や行動の変化も見る
単純ヘルペス脳炎では、発熱や頭痛に続いて、意識障害、けいれん、異常行動、記憶の障害などが起こります。側頭葉や辺縁系が好発部位で、前頭葉にも病変が及ぶことがあります。
好発部位は、起こりやすい部位という意味です。「側頭葉だけにしか起こらない」と広げないこと。
単純ヘルペス脳炎は、早い診断と治療が大切な病気です。ヘルペスはウイルスです。ウイルスが原因です。なので、ウイルスをやっつけるお薬、アシクロビルを使います。なんとかビルっていう薬は抗ウイルス薬です。病名に「炎」が付くから抗菌薬、とまとめてしまわないように。
選択肢の場所を、働きと一緒に答える
小脳は、姿勢の調節。運動の調整やバランスに関わります。小脳は、大脳の四つの葉とは別の区分です。
後頭葉は、視覚野があるところ。前からなんか映像が後ろにスクリーンに映るみたいなイメージです。
側頭葉は、聴覚、言語理解、記憶に関わるところ。今回の好発部位です。
頭頂葉は、体性感覚野があるところ。体性感覚は、手足で感じる感覚。痛いとか冷たい熱い、触られたといった感覚です。
- 成人の単純ヘルペス脳炎の好発部位は?
- 側頭葉にある感覚性言語中枢の名前は?
- 好発部位という言葉は、「そこだけに起こる」という意味ですか。
答えを確認する
- 側頭葉です。辺縁系にも好発します。
- ウェルニッケ野です。
- いいえ。起こりやすい部位の意味で、他の場所を否定する言葉ではありません。
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