第115回看護師国家試験 午後21
筋肉内注射を行う部位で適切なのはどれか。
- 三角筋
- 大殿筋
- 上腕二頭筋
- 大腿二頭筋
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答え
1 三角筋

WING先輩の解説
肩を触って、三角筋を確かめる
コロナワクチンって筋肉内注射ですよね。肩に打った、あれが三角筋です。今回選ぶのは1です。
自分で触ってください。肩の外側です。そこから飛行機してください。腕を横に上げる姿勢です。肩触りながら力入ってるのわかるよね。三角筋が収縮すると、どこの関節が動きましたか。
肩関節です。腕を体から遠ざける、この動きが外転。
肘を曲げ伸ばしする筋肉と混ぜないでください。三角筋は肩です。肩。
筋肉ならどこに刺してもよい、ではありません
筋肉内注射の部位として押さえるのは、三角筋か中殿筋です。
間違えやすいのが、中殿筋と大殿筋。どちらもお尻の筋肉です。大殿筋は坐骨神経を傷つけやすいので使わない。今回の選択肢2が誤りになる理由です。
選択肢3の上腕二頭筋、選択肢4の大腿二頭筋も、押さえる2つ(三角筋か中殿筋)には入りません。
注射は、薬を届かせるために行います。同時に、周囲の神経を傷つけてはいけません。部位の名前を覚えるのは、そのためです。
針の角度は、届かせたい深さで考える
筋肉は、皮膚のすぐ下にはありません。皮膚の下には皮下脂肪があり、その奥に筋肉があります。
筋肉まで薬を届けるには、針を寝かせるのか、立てるのか。
立てます。筋肉内注射の刺入角度は45〜90度です。
肩のワクチンを思い出すと、皮膚に対して針を立てていた様子とも結び付きます。
静脈血を採血するときは、10〜30度。静脈は皮膚のすぐ下を走るので、針を寝かせる。
皮下注射は、筋肉より手前の脂肪の層へ入れる注射。皮膚をつまみ上げて浅く刺します。
「しびれはないですか」にも理由がある
針を刺すときは、神経を傷つけていないかの確認も必要です。採血で刺入直後に「しびれはないですか」と聞くのは、神経損傷を防ぐため。しびれたらすぐ抜く。
大殿筋を選ばない理由も、しびれを確かめる理由も、同じ。神経を守るためです。
隠して、場所と理由を言ってみる
肩を触りながら答えてから、答えを開いてください。
肩の筋肉内注射に使う筋肉は? その筋肉で腕を横に上げる動きは?
三角筋です。動きは肩関節の外転です。
筋肉内注射の部位として、中殿筋と大殿筋のどちらを覚える?
中殿筋です。大殿筋は坐骨神経を傷つけやすいので使いません。
筋肉内注射の角度は? 静脈血採血より角度を立てる理由は?
45〜90度です。皮下より深い筋肉まで届かせるためです。静脈血採血は10〜30度で刺します。
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